5月から墨田区胃がん検診が開始される予定です。
当院では新型コロナウイルス感染対策の視点から、少なくとも緊急事態宣言が出されている期間につきましては胃がん検診は行わない方針です。
(東京都、墨田区からも延期の方針が出る可能性があります。)
皆様の安全を確保するための方針です。ご理解をお願い申し上げます。
*緊急事態宣言が解除されましたら、随時予約を再開します。
以下に詳細を記載します。
経口・経鼻で施行される胃内視鏡検査では患者さまの咳嗽を誘発する場合があり、エアロゾルによる新型コロナウイルス感染を医療従事者へ引き起こす可能性が示唆されております。内視鏡検査室など密閉された空間で、高濃度の汚染されたエアロゾルに一定程度の時間曝露した場合には、エアロゾルによるウィルスの伝播が高頻度で起こりうると考えられます。
内視鏡検査を施行する際には、飛沫予防策と接触予防策をスタンダードプリコーション(全て受診者の体液・分泌物・排泄物・傷のある皮膚・粘膜などをすべて感染源とみなし、予防策を講じることをいいます)に追加してフェースシールド付きマスク(またはゴーグル+マスク)・手袋・キャップ・ガウン(長袖)の着用、そして各種防護具は患者毎に取り換え、検査・治療終了後には手指から肘までのしっかりとした洗浄を行う必要があると消化器内視鏡学会より通達が出ております。
資材不足から上記のような感染予防対策が十分とれず、また検診は急ぎではないことから、胃がん検診の胃内視鏡検査は少なくとも緊急事態宣言が出ている期間は延期するべきと考えます。